はじめに：ライン塗装に「不自由さ」を感じていませんか？
「ライン塗装」と聞くと、「同じ製品を大量に流すだけで、小回りがきかない」「色替えが大変で断られそう」といったイメージを持たれる方が多いかもしれません。
しかし、塗装ラインの真の価値は、設備のスペック以上に「どう運用するか」で決まります。
株式会社ティー・エム製作所では、精密板金からの一貫体制を活かし、量産性と柔軟性を両立させた独自の塗装ライン運用を行っています。
１. 現場で回してきたから分かる「ライン塗装」の本質
弊社の塗装工程には、コンベアで製品を搬送するライン設備があります。
しかし、私たちは設備を持っているだけでは不十分だと考えています。
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ラインを止めないための段取り
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効率を最大化する人の配置
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形状に合わせた吊り方の工夫
これらを「現場の経験」として積み重ねてきたからこそ、トラブルを未然に防ぎ、安定した納期と品質をお約束できるのです。
２. ティー・エム製作所の塗装ラインが「多品種」に強い理由
弊社のラインには、一般的な大量生産ラインとは異なる3つの特徴があります。
① サイズの大小・複雑な形状にも対応
「同じサイズの製品しか流せない」と思われがちですが、弊社では大きな筐体から小物部品まで、形状の異なる製品を混在させて流すこともあります。
板金加工の段階で開けられた穴を活用し、最適な「吊り方」を工夫することで、安定した塗装品質を確保します。
② 現実的なスピードでの「色替え」対応
作業者の役割分担と流す順番を緻密に計算することで、実用的なスピードでの色替えを可能にしています。
同一形状の色違い製品や、定期的な色の切り替えが必要な案件でも、ライン塗装の効率を損なうことなく対応可能です。
③ 「自動機」ではなく「人の手（手吹き）」による高品質
弊社のラインの最大の特徴は、実際に塗装を行うのはすべて熟練の作業者による「手吹き」であることです。
ロボットでは難しい細部への吹き込みや、膜厚の微調整、目視によるリアルタイムの品質確認。
ラインによる「効率」と、人の手による「品質」の掛け合わせこそが、弊社のスタイルです。
3. 板金品質が「止まらない塗装ライン」を支える
塗装ラインを安定して回すために最も重要なのは、実は前工程である「板金加工の精度」です。
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寸法や形状にバラつきがない
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毎回同じ状態で流れてくる
この前提があることで、吹きムラが減り、手直しによるライン停止を防ぐことができます。
“「板金側で塗装のしやすさを理解している」”という弊社の一貫体制は、結果としてお客様へのコストダウンと短納期に繋がっています。
まとめ：ライン塗装は「使い方」で武器になる
ライン塗装は決して大量生産のためだけの仕組みではありません。
製品特性やロットを理解し、現場の知恵で運用すれば、小ロット・多品種であっても非常に強力なメリットを生み出します。
「この形状、この数でもラインに乗るかな？」「板金から塗装まで一括で任せて納期を安定させたい」といったご要望がございましたら、
瑞穂・青梅・入間エリア近隣の弊社へお気軽にご相談ください。
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