展示会や工場見学に来られたお客様から、よくこのような質問をいただきます。
「ライン塗装って、自動で全部塗れるんですよね?」
実はこれ、半分正解で、半分は間違いです。
私たちはコンベアを使ったライン塗装設備を運用していますが、**実際にスプレーガンを握って塗っているのは、熟練した職人の「手」**なのです。
1. “自動”ではなく“最適化”されたライン塗装
ライン塗装は「自動=均一」というイメージがありますが、高品質を求める工業製品ではそう簡単にはいきません。
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複雑な形状の入り組んだ部分
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塗料が乗りづらい角(エッジ)や溶接部
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使用環境(屋内/屋外)に合わせた最適な膜厚
これらは、その日の湿度や塗料の状態を見極める職人の感覚があって初めて安定します。
**ラインによる効率と、人の手による微調整。**この掛け算こそが、ティー・エム製作所の量産品質の正体です。
2. 「定期ロット」が得意です。でも、「1個の試作」も断りません!
弊社の塗装ラインが最も力を発揮するのは、同じ仕様の製品を定期的なロットで継続して出荷する仕事(装置カバー、フレーム、架台など)です。
では、**「1個だけの試作や、数個の小ロット」**はどうなのか? もちろん、喜んでお引き受けいたします。
ただし、正直にお伝えすると、小ロットの場合はどうしても「段取り費用」などのコストがかかるため、量産品に比べると単価は高くなります。
それでも私たちが小ロットをお受けするのは、「最初の1個」にこそ、お客様のこだわりや設計の意図が詰まっていると知っているからです。
「手間はかかっても、しっかりとした品質で1個作りたい」。そんなご要望にも、私たちはプロとして全力でお応えします。
3. 「入らなくても投げ出さない」大型塗装・構造物への対応
弊社の設備には対応可能なサイズ目安がありますが、私たちは「サイズが合わないから」という理由だけで、すぐにお断りすることはありません。
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塗装ラインの最大対応サイズ(目安):長さ6m / 高さ2m / 幅1m
(※コンベア搬送のため、旋回時のクリアランスなどの兼ね合いから、製品のサイズによっては流せない場合があります) -
精密板金の過去最大製作実績:長さ10m / 高さ7m / 幅2.5m
数値上、弊社の塗装ラインに入り切らないような大型の板金構造物であっても、そこで終わりではありません。
「製品を分割して塗装できないか」「搬送方法を工夫できないか」を検討するのはもちろん、自社ラインで物理的に不可能な場合は、信頼できる協力業者のネットワークを活用して対応いたします。
板金はティー・エム製作所、塗装は最適な協力工場へ。
窓口を弊社に一本化していただくことで、大型案件でもお客様の管理工数を最小限に抑え、「どうすれば形にできるか」を最後まで一緒に考え抜きます。
4. 板金×塗装の一貫対応が装置メーカー様に選ばれる理由
弊社が装置メーカー様から選ばれる最大の理由は、精密板金加工から塗装まで社内で完結できる一貫体制にあります。
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品質責任の一本化: 「板金のキズか、塗装のムラか」といった責任の所在が曖昧になりません。
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管理工数の削減: 発注先を分けなくて済むため、打ち合わせや納期管理が劇的にラクになります。
板金から塗装までを一つのチームとして捉えることで、試作段階での気づきを量産時の安定性に繋げることが可能です。
まとめ:安心して任せられる「モノづくりの窓口」として
ライン塗装の効率を活かした定期ロット生産から、手間を惜しまない1個の試作まで。
私たちは、お客様の「作りたい」に最適な形で寄り添いたいと考えています。
装置まわりのリピート生産、大型フレームの塗装、サイズに関するお悩み、そして「まずは1個」という試作のご相談まで、お気軽にお問い合わせください。
■ お問い合わせについて
板金加工や塗装についてのご相談、試作依頼、工場見学など、
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それではまた次回!!