こんにちは、ティー・エム製作所です。
板金加工と塗装をご依頼いただく際、慎重に確認するのが塗装の「色指定」です。
実は、図面の指示通りに進めたはずなのに、いざ完成してみると**「イメージしていた色と全然違う……」**というトラブルは、この業界では珍しくありません。
何を隠そう、弊社でも過去にそうした苦い経験がありました。
今回は、そんな失敗を防ぐためのティー・エム製作所のこだわりをお話しします。
1. 塗装の色指定で使われる「2つの代表的な方法」
塗装の指示では、主に以下の2つの方法が使われます。
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マンセル値: 「5Y7/1」のように、色を数値化した記号です。設計図面で世界的に使われています。
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日塗工番号: 国内の塗料業界で共通の「色見本帳」の番号です。「19-70A」などの番号で管理されています。(産業用塗装で最も一般的に使われる色番号です。)
弊社では、どちらの指定でもそのまま塗料の手配が可能です。 図面に記載されている通りに教えていただければ、スムーズに進行いたします。
※ちなみに、例:5Y7/1(マンセル値)=25-70B(日塗工番号)なので、表記が違うだけで同じ色ではあります。
2. なぜ「数値」や「番号」だけでは色がズレることがあるのか
基本的には番号指定で問題ありませんが、それでも過去に「全然色が違った」というケースがありました。そこには大きく分けて2つの原因があります。
ひとつは、環境や条件による微差です。
同じ色番号であっても、塗料メーカーによる微細な差や、焼付温度、さらには「ツヤ(光沢)」の加減によって、人間の目には違う色に見えてしまうことがあります。
特に「既存の装置の一部を新しく作り直す」といった場合、隣り合うパーツと色がズレてしまうのは大きな問題です。
もうひとつは、**「色見本そのものが変化している」**ケースです。
- 長年使っている色見本が日焼けなどで退色し、現在の塗料基準とズレてしまう
- いろいろな会社で色見本を複製し続けた結果、最初の色と最近のものでは全然違う色になっている
こうなると、お客様自身も「どれが本当の正解なのか」わからなくなってしまいます。
そのまま進めると、追加で作ったパーツだけ浮いてしまう……という最悪の結果になりかねません。
3. 私たちが「現物」のお預かりを推奨する理由
そうした失敗を経験してきたからこそ、私たちは「絶対に色を合わせたい」という案件では、**「現物の色見本(以前作った部品など)」**をお預かりすることを推奨しています。
お預かりした現物は、そのまま信頼できる**塗料メーカー(調色のプロ)**へ渡します。
メーカー側で現物を分析し、そのものズバリの色を再現するための「最適な配合」で塗料を作ってもらう。これが、私たちが辿り着いた最も確実なルートです。
「数値上の正解」だけで終わらせず、お客様が実際に求めている「目の前の正解」を再現する。それがティー・エム製作所のスタイルです。
まとめ:色で後悔したくないなら、まずはご相談を
「図面の指定だけで進めるのが不安」「絶対に色を合わせたい部品がある」 そんな時は、ぜひ一度ご相談ください。
確実な色合わせの手順と、板金から塗装までの一貫した技術力で、理想通りの製品をお届けします。
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それではまた次回!!