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こんにちは、ティー・エム製作所です。

工業塗装の現場では、品質を安定させるために様々な管理を行っていますが、それでも形状や環境条件によって**塗装不良(塗装トラブル)**が起きることがあります。

塗装不良といっても原因は一つではなく、**塗料・環境・前工程(板金加工)**など、複数の要素が関係しています。

今回は、焼付塗装などの工業塗装の現場で起きやすい代表的な塗装不良の原因と対策を、現場目線で解説します。


1. ゴミ・ブツの付着

工業塗装で比較的よく見られるトラブルが、**塗膜に小さなゴミが混入する「ブツ」**です。

これは主に以下のような原因で発生します。

主な原因

・空気中の微細なホコリ
・製品表面に残った粉塵
・作業環境の気流

塗装工程では塗料が静電気を帯びやすいため、目に見えない微粒子が付着してしまうことがあります。

対策

・塗装ブースの清掃と空気管理
・塗装前のエアブロー
・作業環境の整理整頓

日常的な環境管理が、ブツの発生を防ぐ大きなポイントになります。


2. 塗装ムラ(膜厚のバラつき)

塗装面の色やツヤが均一にならない塗装ムラも、代表的な塗装不良の一つです。

主な原因

・スプレーガンの距離や角度
・塗料の粘度
・塗装スピード

焼付塗装では、塗料の粘度やガンの動かし方によって膜厚が変わるため、作業者の経験と条件管理が重要になります。

対策

・塗料粘度の管理
・塗装条件の標準化
・塗装ラインでの作業手順の統一


3. 塗装の密着不良(剥がれ)

塗装後に塗膜が剥がれてしまう密着不良も、品質トラブルとして注意が必要です。

主な原因

・脱脂不足
・表面処理不足
・材質に合わない塗装条件

特にアルミやステンレスなどの材質では、適切な下地処理を行わないと塗膜が密着しにくくなります。

対策

・十分な脱脂処理
・適切な下地処理(足付けなど)
・材質に合わせた塗装条件


4. エッジ部の塗装不良

板金製品では、エッジ(端面)部分の塗装不良が起きることがあります。

エッジは塗料が乗りにくく、膜厚が薄くなりやすい箇所です。

主な原因

・鋭いエッジ形状
・バリ残り
・塗装時の吹き付け角度

この部分は塗装だけでなく、板金加工の仕上がりも大きく影響します。

対策

・板金段階でのバリ取り
・エッジ処理
・塗装時の重点吹き

板金と塗装が連携して対応することで、品質を安定させることができます。


まとめ

工業塗装で起きる塗装不良には、さまざまな原因があります。

代表的なものとしては

・ゴミやブツの付着
・塗装ムラ
・密着不良
・エッジ部の塗装不良

などが挙げられます。

塗装品質を安定させるためには、塗装工程だけでなく板金加工や前処理との連携が重要になります。

ティー・エム製作所では、板金加工から焼付塗装まで一貫して対応しているため、製品形状に合わせた最適な工程管理を行っています。

塗装品質でお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。


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【編集後記】 現場からは以上です。 それでは皆様、今夜もあったかくして寝ろよ〜!

(僕から以上!)

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